映画版「レ・ミゼラブル」

いやはや、久々に感動した映画！
観て良かった（＾∇＾）
というか、もう一度観たい！

先ずはバルジャンのヒュー・ジャックマンが渋くて素敵。
最初は台詞回しのような歌い方(これはヒューだけでなく、他の人も。演出なのかな？)が気になったけど、世界に没頭してゆくにつれ、気にならなくなりました。
声質も好き♪
ジャベールのラッセル・クロウは、バリケード内へ潜入していた時の方が雰囲気合ってたかも。
悩んでいる時？に高いところをうろつく演出で、彼の危うさ、モロさがわかりやすく、最後に繋がっていたと思いました。
コゼットは、子ども時代も大人になったときも美少女でした。
エボニーヌもふてぶてしさのある外見なのに、彼女の切なさを演じ切るあたり、流石！
アンジョルラス＆マリウス共に美男子で、これまたステキ。
マリウスの生え際が危うそうなところが、ヒーローとしてはどうよ、と思っちゃいましたが…（≧∇≦）

印象に残ったシーンは数あります。
初っ端の嵐のなか戦艦を引くのを囚人たちのシーンから迫力ありました。
ファンティーヌの死、葛藤しながらも冤罪を正すために裁判に出頭するバルジャン、エボニーヌが雨のなか歩いて帰る所から男装して砦へ向かい、死をむかえるところ、マリウスがバルジャンに過去を告白するところ、バルジャンの死、そして最後の砦での大合唱。

あと、アンジョルラスの死のシーンもぐっときました。追い詰められ、最後にグランデール？がふらりふらりと兵士をかき分けアンジョルラスの隣りに立ち、手を携えアンジョが旗を掲げるシーン。
ミュージカル観ている時は基本アンジョファンだったので、この演出は泣けました。

バルジャンの最期の時に迎えに来たファンティーヌが何と無く生っぽいのが、少し興ざめでしたが。
でもそのすぐあとに司教さまが手を広げ迎え、更には歌声共に砦へ人が次々に集まり、映し出される巨大な砦となったところは、未来へ託された思いの具現化にジーンときちゃいました。

レミぜなんてロードショーで興行してウケるのかしら?と思っていたけれど、夜遅く以外はかなり人の入りが良さそうなので、びっくりしました。が、映画の出来が良く、ややこしそうな世界をわかりやすく見せてくれたので、この好評も納得です。