ウィーン国立バレエ団「こうもり」 [Dance/ballet]
ローラン・プティの「こうもり」。
全体を貫くお洒落な雰囲気とコケティッシュなユニークさ。
とても楽しい作品に仕上がっていました。
何と言ってもバレエ団を率いるルグリ氏の懐の深さを感じました。
ウルリックの洒脱で軽快な雰囲気を演じて、別格な切れで魅せてくれました。
ベラのマリア・ヤコヴレワも美しい!
ちょっとプティのミューズにしては足ががっしりしていたけれど。
大人の女の可愛い色気がでてました。
あと素晴らしかったのはチャルダッシュの木本さん。
きりりとしたチャルダッシュの踊りがとても素敵でした。
以前来日した時より格段に良くなっていて、本当に楽しみな踊り手です。
全体を貫くお洒落な雰囲気とコケティッシュなユニークさ。
とても楽しい作品に仕上がっていました。
何と言ってもバレエ団を率いるルグリ氏の懐の深さを感じました。
ウルリックの洒脱で軽快な雰囲気を演じて、別格な切れで魅せてくれました。
ベラのマリア・ヤコヴレワも美しい!
ちょっとプティのミューズにしては足ががっしりしていたけれど。
大人の女の可愛い色気がでてました。
あと素晴らしかったのはチャルダッシュの木本さん。
きりりとしたチャルダッシュの踊りがとても素敵でした。
以前来日した時より格段に良くなっていて、本当に楽しみな踊り手です。
Dance to the Future2012 @新国立劇場中劇場 [Dance/ballet]
平山素子さん振り付けの作品を新国バレエ団のメンバーが踊るトリプルビル。
「Ag+G」今回の新作。
Agは銀、Gは重力。
奥の四角く区切られた空間から光が差し込みグレーっぽいシルバーの衣装のダンサーが登場。
背中に突き出た三角が何か恐竜っぽい。
フードが付いてて時々被って、怪しさ醸す演出もあって面白い。
切り取られた四角い空間以外は黒。
光に照らされるダンサーのシルエットが印象的。
そして、普段は絶対見られない新国ダンサーたちの、転げ回り地を這うような動き。
あらあらしさと原始的な静謐さ。
かっこよかった!
絡むようなリフトは見ていてハラハラするくらいの動き。
よく怪我しないなーと思う。
作品の印象は作者の意図と違うかもしれないけど、
原子の命の誕生もしくは変化。
2つに分かれたものが、ぶつかったり融合したりしながらだんだん命を持って何かに変わって行く。
終盤の古川さんたちのデュエットは特に秀逸。
コテコテのコンテだから爆睡しちゃったらどうしようかと思ったけど、杞憂でした。
「Butterfly」
中川賢さんとの共同振り付け作品。
以前平山さんと中川さんのデュエットで見たことがある作品。
何となく、その時より柔らかい印象だったけど、やっぱり素敵。
流れるように、そして何かを訴えるような踊り。
この作品もリフトが面白かったです。
女性の髪型は平山さんがよくやる編み編みでだんせいも当時の中川さんのようにボワボワ。
衣装の一環としてデフォルトだったの?
「兵士の物語」
この演目は色んな振り付け家などが舞台化しているけど、平山版も新しい設定で面白い。
語り手がいない代わりに狂言回してきな道化師たち、男性が演じるプリンセス、総編みタイツレオタードの悪魔(男性)。
設定は怪しさ満開だけど、踊りのアプローチは比較的ストレートな印象でした。
「Ag+G」今回の新作。
Agは銀、Gは重力。
奥の四角く区切られた空間から光が差し込みグレーっぽいシルバーの衣装のダンサーが登場。
背中に突き出た三角が何か恐竜っぽい。
フードが付いてて時々被って、怪しさ醸す演出もあって面白い。
切り取られた四角い空間以外は黒。
光に照らされるダンサーのシルエットが印象的。
そして、普段は絶対見られない新国ダンサーたちの、転げ回り地を這うような動き。
あらあらしさと原始的な静謐さ。
かっこよかった!
絡むようなリフトは見ていてハラハラするくらいの動き。
よく怪我しないなーと思う。
作品の印象は作者の意図と違うかもしれないけど、
原子の命の誕生もしくは変化。
2つに分かれたものが、ぶつかったり融合したりしながらだんだん命を持って何かに変わって行く。
終盤の古川さんたちのデュエットは特に秀逸。
コテコテのコンテだから爆睡しちゃったらどうしようかと思ったけど、杞憂でした。
「Butterfly」
中川賢さんとの共同振り付け作品。
以前平山さんと中川さんのデュエットで見たことがある作品。
何となく、その時より柔らかい印象だったけど、やっぱり素敵。
流れるように、そして何かを訴えるような踊り。
この作品もリフトが面白かったです。
女性の髪型は平山さんがよくやる編み編みでだんせいも当時の中川さんのようにボワボワ。
衣装の一環としてデフォルトだったの?
「兵士の物語」
この演目は色んな振り付け家などが舞台化しているけど、平山版も新しい設定で面白い。
語り手がいない代わりに狂言回してきな道化師たち、男性が演じるプリンセス、総編みタイツレオタードの悪魔(男性)。
設定は怪しさ満開だけど、踊りのアプローチは比較的ストレートな印象でした。
豪華!楽しい!「NHKバレエの饗宴2012」 [Dance/ballet]
2012年3月30日NHKホールで行われた「NHKバレエの饗宴」
これはほんと、素晴らしかったです。
そして、楽しかった!
なんといっても、大好きなNoism1の久々の東京での出演。
新国立劇場バレエ団の「アラジン」、東京バレエ団の「ザ・カブキ」という好きな演目も上演。
更には、1日でいろんなバレエ団をみれちゃうお得感。
しかも吉田都さんも登場するという豪華なガラ。
これまで見たことがなかった谷桃子バレエ団、超久しぶりに見る牧阿佐美バレエ団も楽しみでした。
第1部
1 新国立劇場バレエ団「アラジン」
千夜一夜のアラジンの物語をバレエ化したこの演目は、カラフルさとかっこよさから大好きな演目。
「財宝の洞窟」のシーンが上演されました。
新国バレエならではの、技術の正確さとフォーメーションの美しさを堪能。
セットも衣装も豪華。
セットのせいでだいぶ狭くなった舞台をところ狭しとジャンプしたり交差したりと踊りまくってくれたのが印象的。
全幕公演では物語を追ってしまうからこのシーンがこんなにスゴイという認識が薄かったけど、じっくり見られて良かったです。
2 Noism1「solo for2」
大人数、大セットという派手な新国のあとに、がらりと変わってシックなNoism。
このギャップは…と思う間もなく、幕があがって不思議に傾いた椅子が置かれた暗めの舞台の醸し出す雰囲気にぐっと引き込まれていきました。
そして生演奏のバイオリンも素敵。
久々にみたNoismのシックな作品。
つぎつぎに繰り広げられる「二人」の物語。
エネルギーのぶつかり合いのような激しさをもちつつ、確かな技量の踊り手たちが踊るっていると静謐さも感じさせられました。
NHKホールのあの大きな舞台を全く感じさせない、まるでいつもくらいの小型のホールで見ているようにも思えるくらい踊りに吸引力がありました。席が遠方だったから不安だったのですが、全く遠さを感じさせない迫力。
井関さんと小尻さんの踊りが出色でしたが、ふだんキャラクテール的な役をやる方のシックな踊りもさすが!でした。
3 谷桃子バレエ団「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」
なんと合唱付きの豪華な舞台。
ダッタン人というからにはこれまた舞台では激しくもかっこいい踊りが繰り広げられます。
副隊長役の三木雄馬さん、久々に見たけどあいかわらずグルグル回ってくれてかっこ良かった!
第2部
4 牧阿佐美バレエ団「ライモンダ」から「グラン・パ・クラシック」
これもまたまたエスニック的な要素のある作品。
といっても、結婚式のシーンだからマジャール風音楽のシーンだけど。
でも、この哀愁ある旋律も大好き。
そして有名な手のひらを打ち合せて踊るライモンダの踊りも素敵。
5 東京バレエ団「ザ・カブキ」から第八場「雪の別れ」、第九場「討ち入り」
この演目は何回か見ているけれど、由良之助:柄本弾くん、顔世御前:二階堂由依さんペアでは初見。
まずは別れのシーンでの二階堂さんの手足の長さに目が釘付け。
背も高いし、見栄えがする。
柄本くんも若いからある意味この情熱的でもあるこの役に合ってた気がします。
最後の長いソロも安心でしたし。
討ち入りのシーンはともかくカッコイイ!
6 吉田都/ジョセフ・ケイリー「真夏の夜の夢」から「オベロンとタイターニアのパ・ド・ドゥ」
アシュトンを得意とする都さんの確かな安定感と、若々しくも風格のあるジョセフ・ケイリーさんのペア。
あの難しいアシュトンの振付けの難しさを感じさせず、ステップの楽しさを醸していました。
というわけで、バレエ団の持ち味をいかした演目もくがつぎつぎに演じられ、あっという間に時が過ぎていきました。
1日だけなんて、もったいない!と思ってしまいました。
頑張ってチケットとって良かった!
見たあとに「いいもんみた〜」という充実感と「楽しかった!」という気持ちが持続した公演でした。
来年もあるといいな!
これはほんと、素晴らしかったです。
そして、楽しかった!
なんといっても、大好きなNoism1の久々の東京での出演。
新国立劇場バレエ団の「アラジン」、東京バレエ団の「ザ・カブキ」という好きな演目も上演。
更には、1日でいろんなバレエ団をみれちゃうお得感。
しかも吉田都さんも登場するという豪華なガラ。
これまで見たことがなかった谷桃子バレエ団、超久しぶりに見る牧阿佐美バレエ団も楽しみでした。
第1部
1 新国立劇場バレエ団「アラジン」
千夜一夜のアラジンの物語をバレエ化したこの演目は、カラフルさとかっこよさから大好きな演目。
「財宝の洞窟」のシーンが上演されました。
新国バレエならではの、技術の正確さとフォーメーションの美しさを堪能。
セットも衣装も豪華。
セットのせいでだいぶ狭くなった舞台をところ狭しとジャンプしたり交差したりと踊りまくってくれたのが印象的。
全幕公演では物語を追ってしまうからこのシーンがこんなにスゴイという認識が薄かったけど、じっくり見られて良かったです。
2 Noism1「solo for2」
大人数、大セットという派手な新国のあとに、がらりと変わってシックなNoism。
このギャップは…と思う間もなく、幕があがって不思議に傾いた椅子が置かれた暗めの舞台の醸し出す雰囲気にぐっと引き込まれていきました。
そして生演奏のバイオリンも素敵。
久々にみたNoismのシックな作品。
つぎつぎに繰り広げられる「二人」の物語。
エネルギーのぶつかり合いのような激しさをもちつつ、確かな技量の踊り手たちが踊るっていると静謐さも感じさせられました。
NHKホールのあの大きな舞台を全く感じさせない、まるでいつもくらいの小型のホールで見ているようにも思えるくらい踊りに吸引力がありました。席が遠方だったから不安だったのですが、全く遠さを感じさせない迫力。
井関さんと小尻さんの踊りが出色でしたが、ふだんキャラクテール的な役をやる方のシックな踊りもさすが!でした。
3 谷桃子バレエ団「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊りと合唱」
なんと合唱付きの豪華な舞台。
ダッタン人というからにはこれまた舞台では激しくもかっこいい踊りが繰り広げられます。
副隊長役の三木雄馬さん、久々に見たけどあいかわらずグルグル回ってくれてかっこ良かった!
第2部
4 牧阿佐美バレエ団「ライモンダ」から「グラン・パ・クラシック」
これもまたまたエスニック的な要素のある作品。
といっても、結婚式のシーンだからマジャール風音楽のシーンだけど。
でも、この哀愁ある旋律も大好き。
そして有名な手のひらを打ち合せて踊るライモンダの踊りも素敵。
5 東京バレエ団「ザ・カブキ」から第八場「雪の別れ」、第九場「討ち入り」
この演目は何回か見ているけれど、由良之助:柄本弾くん、顔世御前:二階堂由依さんペアでは初見。
まずは別れのシーンでの二階堂さんの手足の長さに目が釘付け。
背も高いし、見栄えがする。
柄本くんも若いからある意味この情熱的でもあるこの役に合ってた気がします。
最後の長いソロも安心でしたし。
討ち入りのシーンはともかくカッコイイ!
6 吉田都/ジョセフ・ケイリー「真夏の夜の夢」から「オベロンとタイターニアのパ・ド・ドゥ」
アシュトンを得意とする都さんの確かな安定感と、若々しくも風格のあるジョセフ・ケイリーさんのペア。
あの難しいアシュトンの振付けの難しさを感じさせず、ステップの楽しさを醸していました。
というわけで、バレエ団の持ち味をいかした演目もくがつぎつぎに演じられ、あっという間に時が過ぎていきました。
1日だけなんて、もったいない!と思ってしまいました。
頑張ってチケットとって良かった!
見たあとに「いいもんみた〜」という充実感と「楽しかった!」という気持ちが持続した公演でした。
来年もあるといいな!
「鶴」@KAAT [Dance/ballet]
「鶴」@KAAT 3月18日
午後2時開演だったので昼前に横浜に着くように出発。
中華街を散策。
同發飯店本館でランチ。
北京ダックなどを食べました。
上品な味付けで美味かった!
その後お土産を買い込み、KAATへ。
新しい劇場でとてもきれい。赤いシートが印象的。
大きさも中劇場という感じでスッキリ。
でも、天井は高い。
さて、昔話「鶴の恩返し」を主題にどうダンスにするんだ?
と少し心配しつつ、開幕。
!!
尺八の音色で一気に「鶴」の空間へ。
パペットのツルがちょっと薄っぺらい紙っぽくてちゃちい? と思ったけど、動き始めたら、野生の気性の荒さのある感じ。
夕鶴で言うところの与ひょうを首藤さん、その妻を男性のダンサーが踊る。
このダンサーさんの踊りがキレイだった!
で、鶴が化けた娘は女性ダンサー。小柄で可愛い感じ。
小柄とはいえ、女性をリフトを多用しているので男性陣大変そう。
でも鶴が織った布越しにリフトしたシーンは、浮遊というか翻弄される感じがよく出ているうえ、美しかった。
恩返しでやって来た娘の好意は、与ひょう夫妻と言うよりは周囲の強欲によって潰されていく。
あくまでも尽くす娘、そんな娘を慈しみつつ強欲の波に押されてしまう。
そんなよく知った物語が新鮮に(ある意味ちょっと日本人のものでない語り方かも?)面白かったです。
終演後は横濱ありあけ本館でイチゴのミルフィーユを食べました。
ぱりぱりのパイ生地と上に乗ったイチゴとバニラアイスが絶妙!
午後2時開演だったので昼前に横浜に着くように出発。
中華街を散策。
同發飯店本館でランチ。
北京ダックなどを食べました。
上品な味付けで美味かった!
その後お土産を買い込み、KAATへ。
新しい劇場でとてもきれい。赤いシートが印象的。
大きさも中劇場という感じでスッキリ。
でも、天井は高い。
さて、昔話「鶴の恩返し」を主題にどうダンスにするんだ?
と少し心配しつつ、開幕。
!!
尺八の音色で一気に「鶴」の空間へ。
パペットのツルがちょっと薄っぺらい紙っぽくてちゃちい? と思ったけど、動き始めたら、野生の気性の荒さのある感じ。
夕鶴で言うところの与ひょうを首藤さん、その妻を男性のダンサーが踊る。
このダンサーさんの踊りがキレイだった!
で、鶴が化けた娘は女性ダンサー。小柄で可愛い感じ。
小柄とはいえ、女性をリフトを多用しているので男性陣大変そう。
でも鶴が織った布越しにリフトしたシーンは、浮遊というか翻弄される感じがよく出ているうえ、美しかった。
恩返しでやって来た娘の好意は、与ひょう夫妻と言うよりは周囲の強欲によって潰されていく。
あくまでも尽くす娘、そんな娘を慈しみつつ強欲の波に押されてしまう。
そんなよく知った物語が新鮮に(ある意味ちょっと日本人のものでない語り方かも?)面白かったです。
終演後は横濱ありあけ本館でイチゴのミルフィーユを食べました。
ぱりぱりのパイ生地と上に乗ったイチゴとバニラアイスが絶妙!
モナコ公国モンテカルロ•バレエ団日本公演 [Dance/ballet]
実はモンテカルロ•バレエ団はちょっと苦手意識があった。
前回の来日公演の "La Belle"の時、美しくも新しい演出に馴染めなかった。
見た場所もオーチャードホールだったから悪かったのだけど、なんかすごく遠い感覚、という記憶があった。
ところが今回はとても面白く見れた。
健康的な雰囲気のある世界各国から集まったダンサーたちの身体能力の高さ、独特の舞台演出、音楽を体現するような振り付け。
今回は怯む暇なんてなく、ググッと世界が近づいてきて、堪能できました。
何なんでしょう? 以前よりいろいろなタイプのバレエ見ることに慣れてきたのか?
Aプログラム
「シェラザード」
アラビアンナイトのお話から、後宮の事件を描いた官能的な作品。
小池ミモザさんが愛妾ゾベイダ。
細身で身長の高い小池さんは黒髪と言ってもどちらかと言うと健全で健康なイメージ。
最初はちょっとギャップがあるかも、と思いながら見てたけど、話が進み、踊りが白熱してくるとそんなことは気にならなくなりました。
ハーレムの女性たちの衣装は色っぽいし、男性群舞もかっこ良かった!
マイヨー氏の作品って、前述したとおり取っつきにくい気がしてたけど、このハーレム絵巻のおかげで入り込みやすくなりました。
「ダフニスとクロエ」
打って変わってギリシャ神話から。初々しい若者たちの出会いから試練を乗り越えて恋の成就までを描いた作品。
背景の裸体を描いていくスケッチが、若者たちの性への目覚めを象徴していて印象的でした。
シェラザードよりも官能的なシーンも盛り込まれていた感じです。
若者たちの恋路を邪魔する大人のカップルを演じたベルニス•コピエルスとガエタン•モルロッティが迫力。
さすがモンテカルロのミューズ、ベルニス!
「アルトロ•カント1」
モンテヴェルディのバロック音楽、ろうそくの灯り(実際は電球だけど)の中、女性の衣装、男性の衣装、男女混ざったような衣装を男女それぞれがそのままだったり、男女入れ違えて着ていたりして、荘厳な感じの中にユニークさもある不思議な作品でした。
自分は何者なのか、命それぞれの違いって何なのかという哲学的な考察も感じました。
Bプログラム
「シンデレラ」
3月11日の公演だったので、開演の前に東日本大震災の追悼セレモニーがありました。
主催者の挨拶のあと、小池ミモザさん振り付けのソロ"La vie"が捧げられました。
インタビューで芽生えをイメージしているようなことことをおっしゃていたのですが、植物の芽生えのようでもあり、何処かの地で揺れる水から上がってくるというか凝縮する命という印象も受けました。
踊りのあと、マイヨー氏のメッセージをご自身で語り、モナコ大公からのメッセージを日本総領事の方が日本語で代読。
そして、14:46(ちょっと時間すぎてたかも)に会場のみんなで1分間の黙祷。
そしてシンデレラ!
マイヨー氏の独特の創作力が炸裂!
主人公はシンデレラより、その父と母。
彼らの愛情が最終的には、虐待されていたシンデレラと未熟で息苦しさを感じていた王子に新しい人生を見出させる。
父親も一時的に悲しみのあまり彷徨ってしまったが大切なものに立ち返ることができた。
演出で面白かったのは、シンデレラは素足で、彼女以外の女性はみなポワントを履いていて、シンデレラの素足を効果的に、しかも美しく表していたこと。
大麦(?)のタライの中から足先が金のラメにつつまれて出てきたシーンがとても美しかったです。
彼女だけ素足で踊っていて、金に輝くその足先は押し付けがましさがなく、彼女の無垢さを象徴しているようにもみえました。
しかし、この母娘。ちょっとダメ男くんが好きなのか?
とか思っちゃいましたが、それはさて置き、
マイヨー作品独特の針金が入ったような衣装も良かった。
じつは、この傾向の衣装も前回の違和感あったものの一つだったんですが。
継母と姉たちの舞踏会ドレスも蜂ぽくてすごく役にマッチしていました。
母(仙女)は小池ミモザさん。
これがまた秀逸で、母の時はあくまで繊細で美しく、
仙女は人ではない次元の存在であるというのがよく分かるようにつくられていました。
仙女は美しいんだけど、どちらかというと妖精のような野生的な霊体である感じ。
振り付けのすごさも、物凄いのだけど、舞台全体で物語を楽しめる舞台でした。
前回の来日公演の "La Belle"の時、美しくも新しい演出に馴染めなかった。
見た場所もオーチャードホールだったから悪かったのだけど、なんかすごく遠い感覚、という記憶があった。
ところが今回はとても面白く見れた。
健康的な雰囲気のある世界各国から集まったダンサーたちの身体能力の高さ、独特の舞台演出、音楽を体現するような振り付け。
今回は怯む暇なんてなく、ググッと世界が近づいてきて、堪能できました。
何なんでしょう? 以前よりいろいろなタイプのバレエ見ることに慣れてきたのか?
Aプログラム
「シェラザード」
アラビアンナイトのお話から、後宮の事件を描いた官能的な作品。
小池ミモザさんが愛妾ゾベイダ。
細身で身長の高い小池さんは黒髪と言ってもどちらかと言うと健全で健康なイメージ。
最初はちょっとギャップがあるかも、と思いながら見てたけど、話が進み、踊りが白熱してくるとそんなことは気にならなくなりました。
ハーレムの女性たちの衣装は色っぽいし、男性群舞もかっこ良かった!
マイヨー氏の作品って、前述したとおり取っつきにくい気がしてたけど、このハーレム絵巻のおかげで入り込みやすくなりました。
「ダフニスとクロエ」
打って変わってギリシャ神話から。初々しい若者たちの出会いから試練を乗り越えて恋の成就までを描いた作品。
背景の裸体を描いていくスケッチが、若者たちの性への目覚めを象徴していて印象的でした。
シェラザードよりも官能的なシーンも盛り込まれていた感じです。
若者たちの恋路を邪魔する大人のカップルを演じたベルニス•コピエルスとガエタン•モルロッティが迫力。
さすがモンテカルロのミューズ、ベルニス!
「アルトロ•カント1」
モンテヴェルディのバロック音楽、ろうそくの灯り(実際は電球だけど)の中、女性の衣装、男性の衣装、男女混ざったような衣装を男女それぞれがそのままだったり、男女入れ違えて着ていたりして、荘厳な感じの中にユニークさもある不思議な作品でした。
自分は何者なのか、命それぞれの違いって何なのかという哲学的な考察も感じました。
Bプログラム
「シンデレラ」
3月11日の公演だったので、開演の前に東日本大震災の追悼セレモニーがありました。
主催者の挨拶のあと、小池ミモザさん振り付けのソロ"La vie"が捧げられました。
インタビューで芽生えをイメージしているようなことことをおっしゃていたのですが、植物の芽生えのようでもあり、何処かの地で揺れる水から上がってくるというか凝縮する命という印象も受けました。
踊りのあと、マイヨー氏のメッセージをご自身で語り、モナコ大公からのメッセージを日本総領事の方が日本語で代読。
そして、14:46(ちょっと時間すぎてたかも)に会場のみんなで1分間の黙祷。
そしてシンデレラ!
マイヨー氏の独特の創作力が炸裂!
主人公はシンデレラより、その父と母。
彼らの愛情が最終的には、虐待されていたシンデレラと未熟で息苦しさを感じていた王子に新しい人生を見出させる。
父親も一時的に悲しみのあまり彷徨ってしまったが大切なものに立ち返ることができた。
演出で面白かったのは、シンデレラは素足で、彼女以外の女性はみなポワントを履いていて、シンデレラの素足を効果的に、しかも美しく表していたこと。
大麦(?)のタライの中から足先が金のラメにつつまれて出てきたシーンがとても美しかったです。
彼女だけ素足で踊っていて、金に輝くその足先は押し付けがましさがなく、彼女の無垢さを象徴しているようにもみえました。
しかし、この母娘。ちょっとダメ男くんが好きなのか?
とか思っちゃいましたが、それはさて置き、
マイヨー作品独特の針金が入ったような衣装も良かった。
じつは、この傾向の衣装も前回の違和感あったものの一つだったんですが。
継母と姉たちの舞踏会ドレスも蜂ぽくてすごく役にマッチしていました。
母(仙女)は小池ミモザさん。
これがまた秀逸で、母の時はあくまで繊細で美しく、
仙女は人ではない次元の存在であるというのがよく分かるようにつくられていました。
仙女は美しいんだけど、どちらかというと妖精のような野生的な霊体である感じ。
振り付けのすごさも、物凄いのだけど、舞台全体で物語を楽しめる舞台でした。
アリーナ•コジョカル ドリームプロジェクト A,B [Dance/ballet]
2月@五反田ゆうぽーと
Aプウログラム、Bプログラム両方とも素晴らしかったので、なかでも印象にのこったものをいくつか忘れないようにメモ。
1月のエトワールガラとは違ってイギリスの面々はクラシック要素の多い構成でした。
A,B両方のオープニングを飾った「ラリナ・ワルツ」
ほぼオールスター状態で優雅に、軽やかに、上品に踊り、最初っからこの公演への満足度をあげてくれました。
カーテンコールに登場しない人がいる…?と思ったら、次の演目に出演! ということがありビックリ。
こういうガラ公演にしては珍しく、出演者たちは入れ替わり立ち替わりすごい勢いでおどってくれました。
コジョカル自身3〜4演目を踊るというパワフルさ。
さて、一番鳥肌が立ちそうな感動だったのが「椿姫」3幕のパ・ド・ドゥ。
わざわざこの1曲の為にやってきたアレクサンドル・リアブコ。ハンブルク・バレエ団の公演でコジョカルが出演したらしいけれど、この二人のデュエット素敵過ぎます。
リアブコはちょっと危ない遊び人風な風貌だけど、アルマンの切羽詰まった感じを好演。
そしてコジョカルはあのかわいらしい風貌から、死に至る病を抱えつつ愛に翻弄される女性を好演。
言葉にしちゃうと陳腐ですが、鬼気迫る感じと素の愛らしい女性像のギャップ感が物語に深みを与えていたように思いました。
踊りのテクニックはもちろん、二人のバランスも良くて、ともかくググッと引き込まれるように、息を殺して見ました。
「レ・リュタン」
バイオリンとピアノの生演奏付き。
バイオリニストがこれまた素敵でした。
マックレーの軽妙なテクニックが光っていて、男性陣のかっこよさが際立っていました。
「ドン・キホーテ」ディヴェルティスマン
主役がバンバン入れ替わって見所を踊っていく楽しくも迫力あるバージョン。
初めて見た!
Bプログラムの最後にこれを持ってくるなんて心憎い構成です。
プリンシパルたちの競い合いと元々のドンキの持つ熱気が相乗効果でヒートアップ。
ここに全てを書かなかったけれど、素晴らしいダンサーがともかく踊りまくってくれ、そのどれもが抜群の踊りでした!
Aプウログラム、Bプログラム両方とも素晴らしかったので、なかでも印象にのこったものをいくつか忘れないようにメモ。
1月のエトワールガラとは違ってイギリスの面々はクラシック要素の多い構成でした。
A,B両方のオープニングを飾った「ラリナ・ワルツ」
ほぼオールスター状態で優雅に、軽やかに、上品に踊り、最初っからこの公演への満足度をあげてくれました。
カーテンコールに登場しない人がいる…?と思ったら、次の演目に出演! ということがありビックリ。
こういうガラ公演にしては珍しく、出演者たちは入れ替わり立ち替わりすごい勢いでおどってくれました。
コジョカル自身3〜4演目を踊るというパワフルさ。
さて、一番鳥肌が立ちそうな感動だったのが「椿姫」3幕のパ・ド・ドゥ。
わざわざこの1曲の為にやってきたアレクサンドル・リアブコ。ハンブルク・バレエ団の公演でコジョカルが出演したらしいけれど、この二人のデュエット素敵過ぎます。
リアブコはちょっと危ない遊び人風な風貌だけど、アルマンの切羽詰まった感じを好演。
そしてコジョカルはあのかわいらしい風貌から、死に至る病を抱えつつ愛に翻弄される女性を好演。
言葉にしちゃうと陳腐ですが、鬼気迫る感じと素の愛らしい女性像のギャップ感が物語に深みを与えていたように思いました。
踊りのテクニックはもちろん、二人のバランスも良くて、ともかくググッと引き込まれるように、息を殺して見ました。
「レ・リュタン」
バイオリンとピアノの生演奏付き。
バイオリニストがこれまた素敵でした。
マックレーの軽妙なテクニックが光っていて、男性陣のかっこよさが際立っていました。
「ドン・キホーテ」ディヴェルティスマン
主役がバンバン入れ替わって見所を踊っていく楽しくも迫力あるバージョン。
初めて見た!
Bプログラムの最後にこれを持ってくるなんて心憎い構成です。
プリンシパルたちの競い合いと元々のドンキの持つ熱気が相乗効果でヒートアップ。
ここに全てを書かなかったけれど、素晴らしいダンサーがともかく踊りまくってくれ、そのどれもが抜群の踊りでした!
TeZukA テヅカ [Dance/ballet]
@オーチャードホール
シェルカウイ氏が創り上げた手塚治虫の世界。
手塚治虫の漫画はちょっと古い気がするけど、子供の頃に親しみ、いく度となく再ブームがやってきて…、
単純に言ってしまうと偉大さは何度となく再認識させられてきた。
とは言え、今回『テヅカ』を見て、ちゃんと読んでいなかったんだなー、と思いました。
作品数にしても、内容の読み込みにしても。
手塚治虫の作品自体と手塚治虫の作品が内包するものを踊りと音楽とそして目を見張る映像で巧みに現していた。
踊り手のユニークさだけではなく全てが融合している舞台。
見る前はコンテンポラリーは爆睡しちゃうかもと心配してたけど、杞憂でした。
エスニックなものから和のものまで混ざる音楽構成は聞いていて心地よい。
特にパク・ウージェー氏の歌声は素晴らしかった!
武術家さんたちの立ち回りもかっこ良かったし。
森山未來くんも個性的なメンバーの中にあって、ちょっと抑え気味なトーンながら存在感がありました。
手塚治虫の作品が問い続けていたもの、その奥深さや多様性を新しいカタチで提示してくれた舞台でした。
ほんと、素晴らしかった!
シェルカウイ氏が創り上げた手塚治虫の世界。
手塚治虫の漫画はちょっと古い気がするけど、子供の頃に親しみ、いく度となく再ブームがやってきて…、
単純に言ってしまうと偉大さは何度となく再認識させられてきた。
とは言え、今回『テヅカ』を見て、ちゃんと読んでいなかったんだなー、と思いました。
作品数にしても、内容の読み込みにしても。
手塚治虫の作品自体と手塚治虫の作品が内包するものを踊りと音楽とそして目を見張る映像で巧みに現していた。
踊り手のユニークさだけではなく全てが融合している舞台。
見る前はコンテンポラリーは爆睡しちゃうかもと心配してたけど、杞憂でした。
エスニックなものから和のものまで混ざる音楽構成は聞いていて心地よい。
特にパク・ウージェー氏の歌声は素晴らしかった!
武術家さんたちの立ち回りもかっこ良かったし。
森山未來くんも個性的なメンバーの中にあって、ちょっと抑え気味なトーンながら存在感がありました。
手塚治虫の作品が問い続けていたもの、その奥深さや多様性を新しいカタチで提示してくれた舞台でした。
ほんと、素晴らしかった!
「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」@品川 [Dance/ballet]
オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドンの映画上映。
ミュージカル好きの友人たちと、忘年会ランチのあと品川の映画館で見てきました。
以前映画化されたものを見たことはあるけれど、実はこの超有名な「オペラ座の怪人」の舞台は見たことがない…。
あ、ロイド?ウェーバー版のないのは一度見たけど。
というわけで、ロイド?ウェーバー版初怪人、楽しんできました!
特別公演だから箱がロイヤルアルバートホール。
オペラ座の怪人の舞台にピッタリすぎ。まずそのホールの素晴らしさに圧倒されました。
そしてオークションシーンのあと、オルガンの鳴り響く中で大転換。
しょっぱなから鳥肌もの。ぐわ?っと盛り上がった!
映画の画面でみると、女性陣のアップがちょっと怖かったり、マイクが何かに当たってるのか音声が乱れるところもあったりしたけど、そういうことを凌ぐ素晴らしい舞台でした!
堪能した?。
オペラ座の地下湖でのシーンも素敵。「私のために歌うのだ!」と命ずる怪人、かっこよすぎー!
クリスティンは催眠術にでもかかったような状態なのかな? 怪人にクラーっとしてたりした。
だから、師と弟子以上の感情があったんじゃなかろうか、と思うのだけど、無邪気に仮面をとってしまったことで全てが壊れる。
その後悪魔とまでよばわる、掌がえし。
酷い?、と憤りつつ、物語の設定年代はそういう差別の激しい時代だったろうし、そうしないと物語が進まないしねーと、思い気を落ち着かせて物語に集中。
コロっとラウルに鞍替えしちゃって、しかも悲劇のヒロインぽくしても、いいの、いいの、そうするほど怪人の悲劇性が強まるから…、などと思いながら見ましたが、やっぱり怪人が哀れでしょうがなかったです。
最後の方、この醜さのせいで産みの母にも疎まれ仮面をつけられたと、苦しみを歌うシーンは涙ジンワリきました。
墓場から、最後の方地下湖のシーンも手に汗を握りました。
悲劇はわかっちゃいるけど、怪人の必死な歌声に何か変わってくれーっと思っちゃいました。
それで、あの指輪返却シーンには、一瞬はっとさせられたけど、余計怪人の悲しみが、増したんじゃ……
モヤモヤしつつも、舞台は美しく幕を閉じてくれました。
で、その後もすごいんです!
25周年記念のお祭りだから、ロイド?ウェーバー、マッキントッシュ、歴代キャストなどなどが登場!
そしてそして、サラ?ブライトマンと4人の歴代怪人が歌ってくれて、それが素晴らしいのなんの!
サラ?ブライトマンは声にツヤや伸びやかさがなくなってて残念だったんんだけど、男性陣が素敵。
名前は全くわからないのですが、私は向かって左はじにいたつるっぱげのかたの声が好き♪
舞台よ終わらないで?という願いも虚しく終演。
クレジットロール、超長い!良いもの見させていただきました!
できればもう一度見に行きたい!
ダメだったらDVD買いたい!でてるのかな?
ミュージカル好きの友人たちと、忘年会ランチのあと品川の映画館で見てきました。
以前映画化されたものを見たことはあるけれど、実はこの超有名な「オペラ座の怪人」の舞台は見たことがない…。
あ、ロイド?ウェーバー版のないのは一度見たけど。
というわけで、ロイド?ウェーバー版初怪人、楽しんできました!
特別公演だから箱がロイヤルアルバートホール。
オペラ座の怪人の舞台にピッタリすぎ。まずそのホールの素晴らしさに圧倒されました。
そしてオークションシーンのあと、オルガンの鳴り響く中で大転換。
しょっぱなから鳥肌もの。ぐわ?っと盛り上がった!
映画の画面でみると、女性陣のアップがちょっと怖かったり、マイクが何かに当たってるのか音声が乱れるところもあったりしたけど、そういうことを凌ぐ素晴らしい舞台でした!
堪能した?。
オペラ座の地下湖でのシーンも素敵。「私のために歌うのだ!」と命ずる怪人、かっこよすぎー!
クリスティンは催眠術にでもかかったような状態なのかな? 怪人にクラーっとしてたりした。
だから、師と弟子以上の感情があったんじゃなかろうか、と思うのだけど、無邪気に仮面をとってしまったことで全てが壊れる。
その後悪魔とまでよばわる、掌がえし。
酷い?、と憤りつつ、物語の設定年代はそういう差別の激しい時代だったろうし、そうしないと物語が進まないしねーと、思い気を落ち着かせて物語に集中。
コロっとラウルに鞍替えしちゃって、しかも悲劇のヒロインぽくしても、いいの、いいの、そうするほど怪人の悲劇性が強まるから…、などと思いながら見ましたが、やっぱり怪人が哀れでしょうがなかったです。
最後の方、この醜さのせいで産みの母にも疎まれ仮面をつけられたと、苦しみを歌うシーンは涙ジンワリきました。
墓場から、最後の方地下湖のシーンも手に汗を握りました。
悲劇はわかっちゃいるけど、怪人の必死な歌声に何か変わってくれーっと思っちゃいました。
それで、あの指輪返却シーンには、一瞬はっとさせられたけど、余計怪人の悲しみが、増したんじゃ……
モヤモヤしつつも、舞台は美しく幕を閉じてくれました。
で、その後もすごいんです!
25周年記念のお祭りだから、ロイド?ウェーバー、マッキントッシュ、歴代キャストなどなどが登場!
そしてそして、サラ?ブライトマンと4人の歴代怪人が歌ってくれて、それが素晴らしいのなんの!
サラ?ブライトマンは声にツヤや伸びやかさがなくなってて残念だったんんだけど、男性陣が素敵。
名前は全くわからないのですが、私は向かって左はじにいたつるっぱげのかたの声が好き♪
舞台よ終わらないで?という願いも虚しく終演。
クレジットロール、超長い!良いもの見させていただきました!
できればもう一度見に行きたい!
ダメだったらDVD買いたい!でてるのかな?
X'masムード満載!「くるみ割り人形」 [Dance/ballet]
くるみ割り人形
新国立劇場バレエ団
@新国立劇場オペラパレス
新国立劇場に着くと、エントランスからクリスマスモード。
ロビーに素敵なツリー、と思ったらオペラパレスのホワイエには更に大きなツリー。
ツリーの、前にはシンデレラの衣装が展示してありました。
さて、今日は「くるみ割り人形」。
クリスマスの定番!
主なキャスト
金平糖の精:小野絢子
王子:山本隆之
雪の女王:寺田亜沙子
クララ:加藤朋子
さて、新国立のくるみ割り人形は牧阿佐美氏による改訂版。
オープニングは現代の、クリスマスで賑わう街角。
少女クララは謎の紳士にいざなわれて夢の世界へ。
そこはドイツのシュタルバウム家。クララはその家の娘で、家はクリスマスパーティーの真っ最中。
ここからはストーリーラインはだいたい通常のと同じに。
細々としたところは違うけど。
なんか、二重の夢⁈という違和感をひきずりつつ、新国立ならではの素晴らしいフォーメーションを堪能。
パーティーのお客のマダムに、一人だけいかにもなクラシカルパーティー衣装が自然に似合っている方が!
案の定、厚木三杏さん。
美しい〜。
この版はクララと金平糖の精は別の人が演じます。
金平糖の精は第2幕からの登場。小野絢子さんは姫オーラのある可愛らしい外見で金平糖にピッタリ。
踊りもきちっと的確な印象。
山本王子も端正な踊りで、さすがでした。
残念だったのは、版を新しくした時衣装も新しく作ったであろうに、なんとなく全体的にダサい。
いい衣装だなーと思ったのは、雪の精たちだけです。
踊りも素敵でした。
2幕のおとぎの国の踊りでは、アラビアで再び厚木さん登場。
ハレムな衣装がまた似合うこと似合うこと。
ただ、あの頭のファラオな被り物が???でしたが。
男性三人のトレパックの踊りがジャンプ凄くて多いに湧きました。
葦の精(女性三人)も!
衣装や演出がイマイチでもそれぞれのシーンの踊りは流石に素晴らしいので十分楽しめました。
ところで、妙にドロッセルマイヤーがインパクト薄いなー、
まるで良い人みたい…と思ってたら……
新国立劇場バレエ団
@新国立劇場オペラパレス
新国立劇場に着くと、エントランスからクリスマスモード。
ロビーに素敵なツリー、と思ったらオペラパレスのホワイエには更に大きなツリー。
ツリーの、前にはシンデレラの衣装が展示してありました。
さて、今日は「くるみ割り人形」。
クリスマスの定番!
主なキャスト
金平糖の精:小野絢子
王子:山本隆之
雪の女王:寺田亜沙子
クララ:加藤朋子
さて、新国立のくるみ割り人形は牧阿佐美氏による改訂版。
オープニングは現代の、クリスマスで賑わう街角。
少女クララは謎の紳士にいざなわれて夢の世界へ。
そこはドイツのシュタルバウム家。クララはその家の娘で、家はクリスマスパーティーの真っ最中。
ここからはストーリーラインはだいたい通常のと同じに。
細々としたところは違うけど。
なんか、二重の夢⁈という違和感をひきずりつつ、新国立ならではの素晴らしいフォーメーションを堪能。
パーティーのお客のマダムに、一人だけいかにもなクラシカルパーティー衣装が自然に似合っている方が!
案の定、厚木三杏さん。
美しい〜。
この版はクララと金平糖の精は別の人が演じます。
金平糖の精は第2幕からの登場。小野絢子さんは姫オーラのある可愛らしい外見で金平糖にピッタリ。
踊りもきちっと的確な印象。
山本王子も端正な踊りで、さすがでした。
残念だったのは、版を新しくした時衣装も新しく作ったであろうに、なんとなく全体的にダサい。
いい衣装だなーと思ったのは、雪の精たちだけです。
踊りも素敵でした。
2幕のおとぎの国の踊りでは、アラビアで再び厚木さん登場。
ハレムな衣装がまた似合うこと似合うこと。
ただ、あの頭のファラオな被り物が???でしたが。
男性三人のトレパックの踊りがジャンプ凄くて多いに湧きました。
葦の精(女性三人)も!
衣装や演出がイマイチでもそれぞれのシーンの踊りは流石に素晴らしいので十分楽しめました。
ところで、妙にドロッセルマイヤーがインパクト薄いなー、
まるで良い人みたい…と思ってたら……
楽しさテンコ盛り「ダンス オブ ヴァンパイア」※訂正あり [Dance/ballet]
TDV、11月29日ソワレを皮切りに、結局4回も見てしまった(⌒-⌒; )
とうとうマイファイナルがきちゃって、脱力?。
はじめに買ったチケットは2回分だけだったけど、
おけぴさんで他公演と交換していただいたのと、半額以下の得チケの合計2回をプラス。
11月29日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、新上裕也さん
12月8日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、森山開次さん
12月10日マチネ:Wキャストは浦井くん、知念さん、森山開次さん(観劇日を訂正済み)
12月13日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、新上裕也さん
浦井くんはいつ聞いても声量あって、気持ちいい歌い方。
演技も程よいし、三枚目っぷりも可愛くてgood!
高橋さんもちょっと強気な女の子っぷりがキュート。
2幕目の一曲目のサビ部分「私の心に火をつけて?」のところが今ひとつうまく声が出てなかったのが1、2回目の時は気になったけど、3回目に見た時は比較的出てた。
見るたびにうまくなってる気がしました。
1幕目のお父さんが板を打ちつけるシーンのハネっぷりも勢いあり。
終盤、サラが吸血するシーン、サラがピョンとアルフレートに飛びつくのがちょっと笑えて面白い。
これ、演出が変わったのかなー、と思ってたら、知念さんは普通に抱きついて吸血してた。
身長差のせいだったのね。
面白いからデフォルトにしてもとおもってしまった。
知念さんはは今回1回しか見られず残念。
高橋さんの元気イッパイキャラと違い、ちょっとお姉さんなお姫様系。
舞踏会でのドレス姿が美しくて、夢ワールド感を盛り上げてくれます。
石川禅さんはお茶目っぷりがおもしろいし、歌も年季が入っていて素晴らしい。
ヴァンパイアダンサーは裕也さんと開次さんはそれぞれ独特な雰囲気を持っていて、ご両人とも素敵すぎます。
あくまでも私の印象ですが、裕也さんは怪しさの強いちょいコワ系。
開次さんは怪しカッコいい系。ちょっとスタイリッシュ? 髪はもう少し短い方が好みですが…。
ダンスシーンはもう釘付け
全体的に楽しんではいますが、ダンス目当てでものでグワ?っと集中☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
そしてウットリ♪
初回は吉野さんとのギャップが気になってしまった新ヘルベルトも、2回目以降慣れました。
周囲が盛り立てているかんじと、それにうまく応えている様子が良かった。
あとうまいことハンカチプレゼントキャンペーン期間にあたって、ハンカチもらえました。
さらに、後半の2回は蛍光ブレスレットというのかな?
パキッと折ると発光するやつの細いブレスレットのタイプが配られ、カーテンコール時に使用。
照明落とすとキレイー
11日はグリーンぽい色、13日はピンクぽい色でした。
本当に思う存分楽しめた公演でした。曲も好きだし、お話も面白いし、好きなダンサーさんも出ているし!
予定外にチケットは増やしたけど、後悔してません。大満足!
マイファイナルがきちゃって寂しいー(T . T)次の再演はいつだろう? て今から切望中?
とうとうマイファイナルがきちゃって、脱力?。
はじめに買ったチケットは2回分だけだったけど、
おけぴさんで他公演と交換していただいたのと、半額以下の得チケの合計2回をプラス。
11月29日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、新上裕也さん
12月8日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、森山開次さん
12月10日マチネ:Wキャストは浦井くん、知念さん、森山開次さん(観劇日を訂正済み)
12月13日ソワレ:Wキャストは浦井くん、高橋さん、新上裕也さん
浦井くんはいつ聞いても声量あって、気持ちいい歌い方。
演技も程よいし、三枚目っぷりも可愛くてgood!
高橋さんもちょっと強気な女の子っぷりがキュート。
2幕目の一曲目のサビ部分「私の心に火をつけて?」のところが今ひとつうまく声が出てなかったのが1、2回目の時は気になったけど、3回目に見た時は比較的出てた。
見るたびにうまくなってる気がしました。
1幕目のお父さんが板を打ちつけるシーンのハネっぷりも勢いあり。
終盤、サラが吸血するシーン、サラがピョンとアルフレートに飛びつくのがちょっと笑えて面白い。
これ、演出が変わったのかなー、と思ってたら、知念さんは普通に抱きついて吸血してた。
身長差のせいだったのね。
面白いからデフォルトにしてもとおもってしまった。
知念さんはは今回1回しか見られず残念。
高橋さんの元気イッパイキャラと違い、ちょっとお姉さんなお姫様系。
舞踏会でのドレス姿が美しくて、夢ワールド感を盛り上げてくれます。
石川禅さんはお茶目っぷりがおもしろいし、歌も年季が入っていて素晴らしい。
ヴァンパイアダンサーは裕也さんと開次さんはそれぞれ独特な雰囲気を持っていて、ご両人とも素敵すぎます。
あくまでも私の印象ですが、裕也さんは怪しさの強いちょいコワ系。
開次さんは怪しカッコいい系。ちょっとスタイリッシュ? 髪はもう少し短い方が好みですが…。
ダンスシーンはもう釘付け
全体的に楽しんではいますが、ダンス目当てでものでグワ?っと集中☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
そしてウットリ♪
初回は吉野さんとのギャップが気になってしまった新ヘルベルトも、2回目以降慣れました。
周囲が盛り立てているかんじと、それにうまく応えている様子が良かった。
あとうまいことハンカチプレゼントキャンペーン期間にあたって、ハンカチもらえました。
さらに、後半の2回は蛍光ブレスレットというのかな?
パキッと折ると発光するやつの細いブレスレットのタイプが配られ、カーテンコール時に使用。
照明落とすとキレイー
11日はグリーンぽい色、13日はピンクぽい色でした。
本当に思う存分楽しめた公演でした。曲も好きだし、お話も面白いし、好きなダンサーさんも出ているし!
予定外にチケットは増やしたけど、後悔してません。大満足!
マイファイナルがきちゃって寂しいー(T . T)次の再演はいつだろう? て今から切望中?