D機関シリーズ第3弾♪『パラダイスロスト』 [一般]
マジカルとも思える活躍をするD機関の面々。
ただ、随所に人情や感情も流れていて、ぐいぐい引き込まれてしまい、大好きなシリーズです。
今回の『パラダイスロスト』も短編の集合体です。
「追跡」
D機関の元締め、結城中佐の過去が外国の新聞記者によってあばかれる!?
有崎と結城の読み替えトリックの時点で、あれ……?と思ったらやっぱり…。
でも、結城中佐の過去を除き見ているようで、読んでいてハラハラしました。
「誤算」
フランスのレジスタンスと行動することになった、D機関員の目的は……。
「失楽園」
シンガポールの最高級ホテルで起きた殺人事件の真相を解き明かそうとするアメリカ人青年。
日本人が入り込めるはずのないイギリス系のホテルでD機関は情報をあつめられるのだろうか?
「暗号名ケルベロス」
「とき丸」という日本の豪華客船がサンフランシスコから横浜へ向かっていた。
その戦場には、かなりの数のドイツ人、クロスワードパズルをこよなく愛するイギリス人、そして…。
ケルベロスの正体とは?
いずれも、戦時中のスパイ小説だというのに、ワクワクドキドキ。
次に何が起こるか……。
とても楽しませてくれます。
はやく、次の巻出ないかと待ち遠しいです。
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