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ちょっと陰惨な活劇「シレンとラギ」 [Dance/ballet]

6月1日18:00~
シレンとラギ@青山劇場

平日の18:00からってきつー!
仕事場所から近くて仕事ぶっちぎったから間に合ったけど、出る直前に電話がきてしまい、長引いたら危うかった。

さて、あらすじさえも読まずに初見。
でも、久々に新感線の演目でも好きなタイプだったかも。
特に前半。

国を守るために働いた暗殺者シレンに対して強い憧れを抱く、正義を信じる将軍の子息ラギ。
守っている国と言えば、王はボンクラ、側近の一族が力を持ち王を弑逆しかねない勢い。
そんな中、20年前にシレンの毒によって暗殺されたはずの南の国の指導者ゴダイが生きて再び現れたという情報が伝わる。
暗殺を失敗した嫌疑をかけられたシレンは再び南へ。
本人の強い希望と行きがかりで同行することとなったラギ。
南の国で待ち受けていたのは…。

いつも通りハチャメチャなストーリーだけど、年齢不詳で謎めいたいわくありげなシレンと、彼女に憧れ、やがて愛するようになるラギの一途な姿がいい!
永作さんの目が笑ってない笑顔、あの華奢な身体から出るには不似合いなドスのきいた声が役にピッタリ。
そして、腕がたち、頭もいいけど真っ直ぐすぎる役を藤原竜也くんが好演。
立ち回り含め動き全てがかっこいい!

ゴダイ役の高橋克実さんの怪演も迫力。訳わからない理論で周囲を引っ張るカリスマという役柄にすごい説得力を持たせていたのはさすがです。
正直、あんなにかっこいい役者さんだとは思っていませんでしたから、意外でした。
シンデン役の北村有起哉さんも密かに好きな役者さんだったので生の声聞けて良かったです。
前半はちょっと北村さんらしい味を感じなかったけど、後半は良かったです。

全体としては、どんでん返しにつぐどんでん返しで、いろいろ要素詰め込みすぎ?
ちょっと疲れちゃって上演時間を長く感じちゃいました。

それと、途中から予測ついちゃうあの人とあの人の因縁。
どうやって納めるのかと思ったら、うーん、あの結末でいいのか…。
あれは救済なのか…?
とも思えるけど、やっぱり救いようがないので、後味は悪かったです。

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